江蘇省 無錫 ”錫が無い”

無錫市。中国の江蘇省の南西部に位置する。人口は、600万人ということだが、実際は800万人もの人が住んでいるという。繊維から電子機器まで、たくさんの産業の工場が今やあり、中国の西の内陸部からこの地に働きに出てくる人も多いようである。それにしても、人口の桁が違う。

その昔、無錫の錫山という山では、たくさんの錫(すず)が産出され、他の地方から欲しさに攻め入られた歴史があり、錫が無しで”無錫”と名付けられたそうである。

無錫の街の古い街並みを訪れた。
恵山古鎮。
瓦屋根の古い街並みが続く。休日は人がとても多いようで、地方から多くの観光客が訪れると言う。若い人も古い街並みが好きらしく、どこの国も共通と思う。

そして、こんな物を見つけた。
紫砂泥という土で作られた急須である。中国の人はみんな知っている有名な陶器である。水が漏れないことを熱心に説明してくれた。
中国ではお茶を飲むことが習慣であり、この陶器を使うと、お茶の味と香りが陶器と絡み、まろやかさを生むという。自分好みのお茶探しに出かけたい気持ちが生まれる。

その土地、人々、まだまだ、知りたい気持ちである。

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